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理学療法士

理学療法士について調べてみた

以下の記事は理学療法士(Physical Therapist:以下PT)の現状についてまとめた記事になります。

普段PTとして働いている中で気になっていたことを調べてみました。これからPTを目指すという方も参考にしてもらえればと思います。

PTの現状

PTの数は年々増加傾向にあり、平成30年度現在では約16万人まで増加しています。

上のグラフはPTの国家試験の合格者の人数の推移を現したグラフです。私がPTになった時点で10万人に届きそうだという時代だったのですが、既に20万人に届きそうな勢いです。毎年1万人近くの国家資格合格者がいるようで2022年には20万人に到達しますね。

このようなPTの増加の背景には、1990年代にPT養成校の規制緩和があり90年代から2000年代にかけて養成校数が急激に増加したということがあります。

全体数の増加によってPTを取り巻く環境にも変化が生じています。以前は就職に困ることはなかったPTですが、数が増えた今ではどの医療施設もPTで溢れかえり、特に元々採用枠が少ない公立病院等はPTの数が一杯になりつつあります。

その為、公立病院等への就職倍率は10倍から20倍が当たり前で、就職への難易度は以前よりも難しくなっています。

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理学療法士の需要

上記の通り、病院での需要はほぼ満たされつつあると考えた方が良いでしょう。ではPTの需要はどこにあるのでしょうか。

現在日本は高齢者社会となり、リハビリを必要としている高齢者の数が増えてきています。戦前では高齢者は家で診る事が当たり前でしたが、今の高齢者は老人ホーム等の福祉施設に入居することが多くなっています。

その為老人ホーム等でのリハビリテーションは不可欠となっており、そのような現場ではまだまだPTが必要とされています。

また、現在日本は「地域包括ケアシステム」を目指しており、高齢者を地域で見守るシステムを構築しています。その「地域包括ケアシステム」の中でPTも必要とされている専門職として考えられています。

昨今では医療費の削減が叫ばれており、我々リハビリも例外ではありません。その為、介護保険分野での予防リハビリテーションの必要性が重要視されています。つまり、デイケアやデイサービスや訪問リハビリといった分野での需要が高くなっていると考えられます。

給料について

PTの平均年収は平均年収は約407万円(平成28年賃金構造基本統計調査による)で、決して年収がいいとは言えません。また、昇給も公立病院であれば5000円から6000円ありますが、職場によっては500円しか昇給がないところもあるようです。

今後もPTの数が増加する事を併せて考えると、待遇に関して良くなることはないと考えられます。

プラスαの時代へ

簡単ではありますがPTの現状についてまとめてみました。以前は「手に職を持つと安心」、「PTの資格は安定している」と言われていましたが現状は決して安定しているとは言えません。

今はPT数の増加に伴って、11人の質が問われてくる時代になっています。その為、国家資格=強みとは言えない時代です。

これからPTは、PTの資格に併せてプラスαが求められる時代なのです。その為に日頃より自己研鑽に励み、自分の強みを持つことが大切になってきます。

幸い今は情報社会で、様々な情報を簡単に収集することが出来ます。常にアンテナを張り、自分だけの強みを持ってこれからの時代を乗り切りましょう