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呼吸リハ未経験者が、たった1回の受験で3学会合同呼吸療法認定士に合格した話

私は第20回3学会合同呼吸療法認定士(2015年)の合格者です。

それまで呼吸リハというものに対して全く未経験だったのですが転職に有利になるかも、という浅はかな考えで受けようと思い立ち、見事に1発で合格しました。

今回は合格に至った経緯についてまとめました。

別に興味がないよって方は、まとめの項目に勉強法を記載していますので、目次の項目から飛んで下さいね。

呼吸療法認定士とは

3学会合同呼吸療法認定士」認定制度は、臨床工学技士、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士の中で、それぞれの職種において呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行う医療チームの構成要員を養成し、かつそのレベルの向上を図ることなどを目的としています。公益財団法人 医療機器センターHPより

理学療法士だけではなく、看護師や臨床工学技士にも人気の資格になります。

試験を受けるには認定講習会への申し込み→講習会を受講→試験を受けるという流れになっています。

試験の難易度は毎年約60%程度で、やや難しい試験となります。

リハビリ職としては、呼吸リハの算定要件として過去の疑義解釈で、

疾患別リハビリテーションに規定されている「経験を有する」という規定は、具体的にはどのようなことか。例えば、「心大血管疾患リハビリテーションの経験を有する専従の常勤理学療法士又は、常勤看護師」とあるが、ここにいう経験と(問94)疾患別リハビリテーションに規定されている「経験を有する」という規定は、具体的にはどのようなものか。

専門的な研修の例としては、平成18年4月1日現在では、心大血管疾患リハビリテーションについては、日本心臓リハビリテーション学会の認 定する心臓リハビリテーション指導士の研修、呼吸器リハビリテーション については、日本呼吸器学会等の認定する呼吸療法認定士の研修等がある。

と規定されています。

つまり呼吸療法認定士を取得していれば、呼吸リハの経験を有していると見做されるのです。

その時在職していた職場では、呼吸リハは算定していませんでしたが、いずれは算定するかも知れないという事で、上司からは取得を目指すようにしつこく言われていました。全部自己負担でね。

私は転職に有利になるかもという考えで取得を目指しましたのでどうでも良いんですけど。

勝負は申し込みから

呼吸療法認定士の試験を受けるためには、まず認定講習会の申し込みを行います。

この申し込みが本当に大変です。

申請書類のダウンロード

まず始めに実施要項と申請書類をダウンロードします。大体毎年3月から3月末までの約1ヶ月の間でしかダウンロード出来ません。

このタイミングを逃すとその年は申請出来ません。かなりシビアですね。

ダウンロードさえ済ましておけば、後は募集要項に沿って必要書類を揃えるだけです。この必要書類を揃えるのにも時間が掛かるので、余裕を持って取り掛かりましょう。

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申請書類の提出

募集要項に沿って必要書類を揃えたら事務局へ書類を提出します。

提出方法には指定があり、

「郵便局で特定記録郵便のみ」で受け付けられます。

そして、提出期間は1週間設けられていますが、

「わずか数分で」定員に達してしまいます。

ですから、提出期間開始日は郵便局が開くと同時に提出しないと間に合いません。

私も提出したその日は休みを取り、朝早くから郵便局へ向かいました。

まさに争奪戦です。

私が郵便局に着いた時は、既に6〜7人程並んでいました。

もちろん皆呼吸療法認定士の申請の為に並んでいます。

特定記録郵便は書類を記載しないといけなくて不親切な職員のせいで書き直しをしなくちゃいけませんでしたが、無事に特定記録郵便で送る事が出来ました。

こうして無事に講習会への申請をする事が出来たのです。

講習会前にテキストが届く

講習会は2日間にわたって開催されます。

日程は事前に希望可能ですが、人数によっては希望日以外の日になります。

講習会の1ヶ月前には、決定した日程とテキストが届きます。

かなり分厚いテキストで、テキスト代が1万円です。

正直な話、私は全くテキストには目を通しませんでした。

だって分厚いんだもん。

まあ、余裕がある場合は目を通しておいても良いかもですね。

講習会に参加、勉強方法

講習会が8月頃にありまして、認定試験が11月頃にあります。

正直、講習会は駆け足過ぎてあまり内容を覚えていません。

講師の先生が「ここは自分で読んどいて下さい」って言ってた記憶しかありません。

また、私が呼吸リハ未経験者だったこともありあまり有益には感じませんでした。経験者の方にはきっと楽しい内容だったのかも知れません。

そんな感じで講習会は終了し、本格的に試験勉強を始めたのは実は10月に入ってからでした。試験が11月末だったので実質2ヶ月程の勉強期間でした。

勉強の方法は、始めは試験を合格した先人達のブログを検索して知った「テキストをノートにまとめる」方法を取っていました。

しかし、時間が足りない!!

何回も言いますが、私は呼吸リハ未経験。

て事で方法を変えました。

ずばり、過去問をひたすら解く方法です。

過去問は「青本」と呼ばれるテキストを使用しました。

この青本、過去に実際に受験した先人達がまとめた本で、問題もテキストの順番に沿って並べてあるので、かなり分かりやすい!

1日10問〜15問解いて、答え合わせをして、テキストの内容を読み込む

この流れをひたすら繰り返しました。

また、基本的な用語や計算式は単語帳を購入し、一問一答形式で自分で作成して、時間があるときはひたすら勉強していました。完全に受験生ですね。

青本は3周ほどやりましたが、まだまだ不安だったので、別の問題集を購入し、併せて勉強しました。

私はこの問題集の2015年版を購入しましたが、少し違った視点からの問題が多く、為になりました。
他にも様々な問題集がありますので購入するといいと思われます。

試験を受けた結果

そして11月末に認定試験がありました。私は再び東京を訪れ、試験会場へ向かいました。

その年は受験者数が5000人を超えた年で、かなり人数が多かった覚えがあります。

たまたま泊まったホテルにも受験者がいましたし(青本を持っていた)、人気がある認定なんだなと改めて認識しました。

試験形式は五者択一で、午前中に70問、午後に70問の計140問でした。

難易度としてはテキストの内容からの問題が主でしたが、テキストの隅から隅まで読んでないと解けない内容ばかりでした。

しかし、青本に出ていた問題もありましたので、青本+テキストを読み込むという勉強法は合っていたかなと思います。

試験終了後は、解けたという実感はなく、帰りの飛行機ではかなり落ち込んでいた覚えがあります。

手応え的には午前・午後どちらとも半分から6割解けたかな?という印象でした。

そして、年の瀬迫る12月31日、自宅に見覚えのある水色の封筒が・・・

結果、見事に合格していました!!

こうして、呼吸リハ未経験者だった私は見事「呼吸療法認定士」を取得したのです。

まとめ

以上、呼吸リハ未経験者がたった1発で呼吸療法認定士を取得した話でした。

勉強法としては、

・青本をひたすら解く→テキストを確認→さらに分からない部分はネットで調べるの繰り返し

・基本的単語や計算式は単語帳の作成、空いている時間に読み込む

・青本は最低3周、それから別の問題集を購入

これらの事を実践し合格しました。

かなり暗記が多くて苦労しましたが、それでも合格は合格です。

取得してから

取得後、私は急性期病院へ転職しましたが、この資格は有名なだけあって取得しただけで「こいつ呼吸器出来るな!」という風な目で見られてなんか申し訳ない気持ちがありました。

やはりこの資格は呼吸器リハをバリバリにやっていて、更なる向上を目指す方の為の資格なんだなって実感しました。

しかし、こうして呼吸リハに関わるようになったので取得した事は良かったと思います。

今後も継続して勉強し、この資格に見合う理学療法士として活躍したいと思います。