雑記

モラル・ハラスメントを受けた話

どこの職場でも人間関係での悩みは必ずあるといって良いでしょう。

特に医療職は人間関係の問題やパワー・ハラスメント(以下パワハラ)、モラル・ハラスメント(以下モラハラ)が多い職場とされています。

パワハラ、モラハラとは

◯パワーハラスメント

同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為

◯モラル・ハラスメント

暴力は振るわず、言葉や態度で嫌がらせをし、いじめること。精神的暴力。精神的虐待

定義されています。

職場におけるパワハラとモラハラは、一般的には上司から部下へ起こりやすいですが部下から上司、同僚間でも起きることはあります。

実は私も被害受け事があり、メニエール病を発症するまでに至りました。

では私の体験した経緯、対策として実践した事述べたいと思います。飛ばしたい方は目次から「パワハラ・モラハラへの対処」から読んでいただくと幸いです。

加害者は同期

私には同期のAという人物がいました。

Aは頭が良く、勤勉な奴ではありましたが、融通が殆ど聞かずプライドが高く、職場でも扱いずらい人物として有名でした。

上司も入職当初Aに一目置いていましたが、A上司の指示や病院の意向に度々逆らい、時には上司の部屋まで乗り込んで直談判する事があった為、次第に要注意人物としてマークされました。

他の同僚に対しても、度々高圧的、威圧的になる事がありましたので、周囲のAに対する不満はあったと思います。

私とAの関係性は悪くなかったと思います。私は平和主義者なので、Aからキツく言われる事があっても、上手く付き合っていたと思います。

しかし、その関係性は脆くも崩れてしまうのです。

きっかけは私に役職がついたこと

以前の職場では上司・先輩・部長クラスが殆ど退職しており、経験がい人材が私達世代となってしまいました。

そこで上司は各部署に主任を1人ずつ配置しようとしました。

上司はAを主任にしようか悩んだそうです。しかし、先に述べた経緯がありますので害がないであろう私に白羽の矢が立ちました。

これで立場上はAという図式なりました。

私にとっては正直迷惑な話でした。業務としては、既に主任クラスの事をこなしていましたが、Aの性格知っていたので、この事は彼のプライド傷をつけに違いない。

もちろん上司にも相談しました。しかし、上司もAの対応には手を持て余しており、Aの事を踏まえて説得されてしまいました。

大丈夫、何かあったら相談乗るから」

こんな言葉を信じ、私は主任とした働く決意をしたのです。

ハラスメントの始まり

こうしてなし崩し的に役職持ちとなった私ですが、Aとの関係性は最初の方は上手くいっていたと思います。

今考えると上手くいっていたのは私の我慢があったからでしょうね

毎日Aからアドバイスという名の説教受けていました

主任という役職は上司と同僚の板挟みになります。

病院としての決定事項、連絡事項を他の同僚に伝えなきゃなりません。

しかし、毎回何かを伝えたり、主任として行動するにつれて「どうしてそのようにしなきゃいけないのか」「何故そんな流れになったのか」

しまいには「その時主任として意見をちゃんと言ったのか」「それは主任としてどうなのか」「何を考えながら主任をしているのか」

と、まるで弾劾を受けるかのような地獄の問答が待っていました。

その中で、他の主任の悪口や、上司の悪口、陰口を延々と聞かされました。

正直気が狂いそうでした。

それでも「自分が主任として至らないからだ」「彼もきっと自分の為を思って言ってくれているんだ」そんな思いで彼の話を聞いていました他の同僚が心配する程相当な事を言われていました。

そして、ついに私の体悲鳴をあげました。

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突然の目眩、責任転嫁の言葉

ある日、仕事が終わりいつもの様に同僚と話しながら着替えていた時の事です。

何気に首を回すと突然視界が揺れました。変だなと思いつつ放っておくと、目眩が段々と酷くなります。まるで船に揺られているかの様な感覚に、段々と吐き気が出てきました。

そのまま吐き気堪えて、何とか家に着きましたが、車から降りた瞬間駐車場に嘔吐してしまいました。

次の日病院へ行き薬を貰い症状は収まりましたが、後日、今度は勤務中に目眩が出現し、仕事にならずに職場の外来で点滴を受ける羽目になりました。(後ほど精密検査にてメニエール病と診断されました。)

その時そっとやってきたAの言葉が忘れられません。

A大丈夫?」

私「多分大丈夫だよ。わざわざごめんね

A良かった。いや、俺のせいにでもされたら困るからさ。

こう言って彼は去りました。

苦しんでいる人間前に、彼は自分の保身しか考えていなかったのです。

この件をきっかけに、彼少しおかしいのではないか?と思うようになります。

疑いが確信に変わる時

同僚を異常者扱いすることは決して気持ちがいい事ではありません。

しかし、この様な状況が続けば私は倒れてしまう。そこで、ようやく私はネットパワハラ、モラハラに関する情報を集め始めました。そこで、私は1つのキーワードに行き着きました。

自己愛性人格障害」

聞き慣れない言葉だと思います。しかし、調べれば調べる程Aの特徴に合うのです。

自己愛人格障害の特徴は以下の通りです。アメリカの診断基準等がありますが、ネットで分かりやすくまとめられていたのでこちらが良いと思います。

1. あからさまな傲慢さ
尊大で横柄な、また大げさで相手に軽蔑的な態度をとります。
社会生活での慣習や規則をバカにし、自分には愚かで的はずれな規則だとあざ笑います。 自分の高潔さを他人が見のがすことには怒り出しますが、他人のそういうことに対しては全くの無関心です。
2. 対人関係での搾取
当然の権利だと考えています。常に相手に対して自分を特別扱いするよう求めます。 はずかしげもなく、自分が目立つためや願いを叶えるために他人を利用するのは当然のことと考えています。
3. 誇大性
えっ?と思うようなの空想をしたり、成功や美、愛に関する未熟で自己満足的な想像に浸りがちです。 客観的事実はどうでもよく、事実を勝手に曲げ、自分に対する錯覚を必要とあらばうそをつくこともかまわない。
4. 自己像の賞賛
自分は価値があり、特別で(ユニークでなくても)大いなる称賛を受けるに値する人間だと信じていて、誇大的で自信に満ちた行動をとります。 しかし、それに見合うような成果を収めることは少ないです。 他人にはわがままで、軽率で、おおちゃくな人間だとみられているにもかかわらず、自分の価値を信じています。
5. 他人へのわざとらしさ
過去の対人関係はいいように記憶が変えられています。 受け入れることができない過去の出来事や苦しみは簡単に作り直されます。
6. 合理化のメカニズム
自己中心的で周囲に対して思いやりに欠けた行動を正当化するために、もっともらしい理由を付けようとする。それらは欺瞞的で浅はかなものです。
7. 偽り
みえみえのうそをつきます。失敗をしてもすぐに埋め合わされ、プライドはすぐに復活します。
8. 無頓着
いっけん冷徹で無感動な自分を演じます。
逆に、軽快で楽天的であるが、自己愛的な自信が揺さぶられるといかりや恥の感情や空虚感が表に出てきます。

また、より身近な例えだと、

・人の悪口や批判が大好きで生きがいになってる人(相対的に自己価値を高めるのが狙い)
・人の不幸や失敗や欠点で満面の笑みを浮かべる人(さらに目の瞳孔が開いてる快楽的表情、又は子供のような無邪気な笑みだと要注意)
・初対面や目上や強者や異性に対してなど『相手限定』『状況限定』でやたらと愛想が良い人
(極端な裏表の使い分け。逆に『相手限定』『状況限定』で本性見せるとも言える)
・異常に空気が読めない人、暗黙の了解を理解できてない人(他人の気持ちを読み取れない)
・表情や立ち振る舞いがわざとらしく演技くさい人(常に理想の自分、評価される自分を演じています)
・自分が間違ってると言う発想がない人、謝れない人
・自分の本当の弱みを見せれない人、負けを認められない人(プライドが異常に高い)
・自分を棚に上げる人、自分を客観的に見る能力が欠落している人、自分と他人を冷静に比較できてない人
・他人を褒めない人(目上や異性に褒めまくるおべっか使いは多々います)
・何事も自分と他人を比較する人(やけに他人に勝とうとしてると要注意、根拠もなく勝ってると判断することもしばしば)
・習い事などして他人より上になることに躍起になってる人 (習い事をころころ変えてる、多資格自慢は要注意)
・他人同士を争わせて仲違いさせる人 (自分が中心になるための伏線です。陰湿な優越感に浸ってもいます)

簡潔に述べると「他者を攻撃せずにはいられない病」とでもいいましょうか。

他人との関係性を上か下かでしか見ることが出来ない人間。

原因は幼少期に親からの称賛愛情が足りない事から完全なる自己愛が上手く形成されずに他人と上手く付き合えない病気だそうで・・・。

そんなん知ったこと!!

何故相手の家庭環境の悪さに何もしていない私が被害を被らないといけないのか!といった憤りを感じた覚えがあります。

こうして私は対策を始めました。

私が行った行動・対策

長くなりましたがここから私が取った行動を記します。

①同僚への周知

私は同僚に対してこの人格障害について周知する事にしました。小さな職場でしたので、こうしたパワハラ、モラハラに対する認識は低く、皆初めて知った様でした。

中には知っている人いましたが、「人格障害病人と同じ。他にある疾患と同じ様に彼自身も苦しんでいる。」いった認識の様でした。

正直今でもこの考えには共感出来ません。いつか分かる日は来るのでしょうか

Aの同僚に対する日頃の言動から納得し周知はスムーズに行きました

②上司への相談

当然ながら上司への相談も行いました。しかし上司からは

うん。彼はパーソナリティ障害だね。」

という返答が。

続けて

しかし、現状の法律ではそれを理由に解雇には出来ない。それこそ不当解雇になってしまう。

この返答に絶望しました。

では私の様な被害者は我慢我慢を重ねて、いずれは彼の様な人間に潰されるしかないのか

しかし、

けどA君はこれまで散々注意警告もして来たし、ウチの就業規則に乗っ取れば、あと一回で懲戒になるよとの言葉が。

実はAはこれまでも同様の内容で注意⇨警告までやらかしており、あと一回でもやらかすとクビになる状態だったのです。

私はこれまでの経緯を必死に説明して、これ以上彼がいると通常の業務まで支障を来すこと、他の同僚も彼の言動にビクビクしている事を伝えました。

こうして、上司から直接Aに通達が行くこととなったのです。

改心するはずが・・・

上司との面談の結果、クビにはならなかったものの深く反省をしたとのことでAは皆の前でしっかりと謝罪をしました。

上司によると、その時のAの様子は憔悴しきっており、完全に参っている様子だった様です。流石に反省しただろうと判断した上司は、皆に謝罪する機会を設けAを含む皆で新たな一歩を踏み出したのです。

しかし、数ヶ月後には徐々に以前見られていた兆候が出始めていました

これも「自己愛性人格障害」の症状の特徴ですもんね。

私は正直謝罪があった時もまた繰り返すだろうなという気持ちがありましたので別段驚きませんでした。

そして、事件は起きました。

これはAは全く関係ないのですが、私がやらかしてしまい異動&降格となってしまったのです。

この出来事に少なからず周りの同僚は不安・同情の目で見られました。

Aを除いては。

彼は私の今回の騒動を見て、鼻で笑っていました。

ざまあみろ。」いう言葉が聞こえてくる様でした。

最終的にAがその部署の主任となり、私は別の部署に異動となりました。

その後、Aからの嫌がらせはチクチクありましたがそこは省略します。

パワハラ・モラハラへの対処

長くなりましが、まとめるとパワハラ・モラハラへの対処法としては以下の方法があります。

①情報収集・周囲への周知

まずは相手がどのような状態であるか見定め、ネットなどで情報収集する事が大切です。そして、情報を集めたら気の許せる同僚、上司に周知しましょう。その際は、悪口を言うのではなく相談、悩みがある感じで伝えると良いでしょう。

②上司への相談

これも当然行いましょう。「言っても変わらねーよ。」って職場も多いかも知れませんが、相談をしたという実績は残しておいた方が後々の役に立ちます。もし相手が上司なら更なる上司に相談、一番上の上司が加害者なら・・・。果たしてそんな職場に在職する意味はあるのでしょうか?

③やられた事・発言をメモする

これも非常に大事なことです。実は私も携帯のメモにやられた言動の日付と内容を簡潔にメモしていました。

結局最後まで使わなかったですけどね。上司に相談する時にも使えます。

④それでも駄目なら・・・

逃げましょう

出来るなら上記の①〜③までの行程を踏んだ上で辞めると、後で角が立ちません。

私も10年働いた職場を退職し、新たな職場へ転職しました。

PT10年目に就職活動をしたお話私は、今年で理学療法士として11年目になります。学校を卒業後、某生活期・維持期の病院で10年間働き、10年目の年に転職活動を行い、現病院...

最後に

今現在も私と同様の被害を受けている人も多いと思います。

「相手も悪気はないはずだ。」

「自分にも至らない点があるから。」

「自分が行動したら周りに迷惑ががる。」

こんなお人好しな考えは辞めましょう。

貴方の我慢の上に成り立つ「楽しい職場」なんてぶち壊してください。

そんな職場に全く何の価値はありません。

貴方に被害を加える加害者や、貴方の同僚と同じ様に貴方にも平穏に生活し、仕事をする権利はあるはずです。

周りを上手く巻き込みましょう。その時の相手の動きで貴方にとって相手が本当に必要な人物であるか見極めることが出来ます。

そして・・・

加害相手は完全に「病人」です。相手にする必要はありません。相手にすればする程付け上がります。説得しようとしても無駄です。相手は「病人」なんですから

以上、パワハラ・モラハラに関してまとめてみました。

被害を受けている方の参考になれば幸いです。